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ミニバス|女子のワンハンドシュート教えるタイミング

 
ミニバスで女の子にワンハンドシュートを教えるには、いつ頃から教えればいいのか?
ワンハンドシュートに切り替えるタイミングは?
そんな悩みを考えるヒントにして下さい。
 
✔︎本記事の内容
・女子選手のシュートフォームについて

・ワンハンドシュートの利点

・女子にワンハンドシュートを教えるタイミングは

・必ずゴールに届くようになる

・まとめ
 

バスケの試合を観戦、もう数えきれないほど見てきた。

そんな中で、高校女子の試合を見るといつも感心することがある。

3ポイントシュートの成功確率だ。

正直、中堅高校チームの男子よりも、女子選手の方が3ポイントシュートの成功率の方が高いような気がする。

しかし、ほぼボースハンドシュートである。

成功率が高いというのは悪くはない、もちろん得点も入るのでその点に関しても否定はしない。

皆さんは、これからの女子選手のシュートフォームをどう考えますか?

【女子選手のシュートフォームについて】

女子選手のボースハンドから放たれる3ポイントシュート。

すごく高確率だと、改めて思う。

しかし、近年のトップ選手を見ると、女子でもワンハンドシュートでシュートを打つ選手をよく見かける。

それは、ただ単に男子選手を見て、バスケットボールの試合を見て、カッコいいから真似しているという事ではない。

バスケットボールをプレイする中で、プレイの質を上げる技術としてである。

やはり、ボースハンドシュートよりも、ワンハンドシュートの方が利点が多い。

【ワンハンドシュートの利点】

ここで、ワンハンドシュートの利点を再確認してみよう。

① セットの速さ

② 打点の高さ

③ 打点の変化

④ 多様な姿勢

 

①セットの速さ

ボールをキャッチしてから、ワンハンドシュートの構えをつくる動作がボースハンドシュートよりも速くセットできます。

②打点の高さ

ボースハンドシュートはボールを胸の高さでセットします。ゴール下のシュートとなれば、頭の上でセットしても問題は無いですが、ゴールからの距離が遠くなれば飛距離に関係するのでセットの位置は低くなります。

ワンハンドシュートの場合は、片手なのでボールのラストタッチの位置は高くすることができます。

③打点の変化

セットからプレイの変化に応じて打点を変えられるのもワンハンドシュートのいいところです。ボースハンドではそういうわけにはいきません。

④多様な姿勢

ワンハンドシュートは片手でボールコントロールをすることになるので、シュートの基本的な原理と原則をマスターしていれば、体のバランスを崩してもゴールへ向かってボールを飛ばすことが可能です。

ボースハンドシュートでは、基本両手で同じ力でリリースしないと真っすぐ飛ばないので、リングに対して体が正面を向いた時しかリリースできません。

以上、ワンハンドシュートの利点についてまとめてみた。

他に、副次的な効果として、片手でのボールハンドリングの向上が見込まれるので、レイアップやフックなど多様なシュートへの習得にもつながります。

【女子にワンハンドシュート教えるタイミングは】

では、世代を超えての疑問になるが、

【女子選手はいつからワンハンドにするべきか】

という事。

ミニバス世代の高学年、特に6年生の女子でワンハンドシュートを使っている選手を見かけます。

そのシュートフォームを見るだけで、

  • 最初からワンハンドでシュートをしているのか
  • ボースハンドからワンハンドに変えてきたのか

大体わかります。

ボースハンドからワンハンドに変えた選手の多くは

  • ボールのセットが体の正面
  • フォロースルーの手が外を向いている

傾向があります。

やはり、ボースハンド癖が残ってしまって、体の正面でボールを構えてしまっています。

シュート後のフォロースルーにしても、ファイブフィンガーダウンになっておらずボースハンド特徴である外向きの手になりがちです。

恐らく、そういった選手は早い段階(低学年)からバスケットボールをはじめて、ボースハンドでシュートを打ってきている選手で、バスケットボールへの意識も高くなってきているのでワンハンドシュートへ変えているのでしょう。

ボースハンドの感覚が根付いてしまって、癖が出てしまいます。

以上の事からわかるように、女子選手のワンハンドシュートの理想は

【バスケットボールを始めた時から教える】

即ち、

最初からワンハンドシュートでシュートを打つようにする

という事です。

【必ずゴールに届くようになる】

でも、ミニバス世代の低学年にワンハンドシュートを教えても体力的にゴールへボールが届かない事があります。

しかし、その子達の未来を考え、

【正しいワンハンドシュートの原理と原則】

を教えてあげることで、レベルの高い選手を育てていく事ができると考えます。

教えてあげることは、原理と原則であって

体も小さく、力がない子供に

最初からボールセットを高くする、クイックモーションなどを求めてはいません。

できるわけないです。

ですので、ボールのセットは低くてもいいです。

むしろ膝の上(お腹の高さ)くらいに構えて、体全体を使ってシュートを打つように教えます。

感覚をつかめるまでは、

軽量のドッチボールやバレーボールを使ってもいいでしょう。

楽しく練習をして、正しい原理原則のシュートを打つことで

必ずワンハンドでシュートは届くようになります。

正しいシュートフォーム、シュートの原理と原則については別記事で解説しています。

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まとめ

今回の記事は、女子選手のワンハンドシュートについて書いてみました。

現状、ボースハンドシュートをしている選手がワンハンドシュートに変えると、個人差はありますが、必ず好ましくない癖が出るわけではありません。

しかし、ボースハンドからワンハンドに変えることは大変な努力が必要になってきます。おそらく簡単にはいきません。

それは、ボースハンドからワンハンドシュートに変えたいと練習している選手が一番わかっていると思います。

もし、これからバスケットボールを始めようと思っている方や、初めてバスケットボールをする人に教える指導者の方がおられるのなら

最初からワンハンドシュートを教えてあげて下さい。

未来が変わります!

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