ミニバスケットボールの指導者であれば、試合に勝ちたいと思うのはあたりまえです。しかし、チームの構成や人数で思うように練習が出来ないチームは結構あると思います。
特にチーム構成上、低学年も含めて10人になるチームなどは、チーム練習よりも個人的な練習がメインになってくると思います。
1年生から6年生が同じ時間にチームとしてプレーするわけですので、低学年の子はパスが受けれなかったり、できなかったりするでしょう。なのでパス練習は必須です。でもサークルパスをしたくても人数が少ないし、1年生から6年生まで一緒にしようにも、始めたばかりの子達はうまくできない。だから、低学年もパスキャッチができるようにしたいので、対面パスをさせてみる。しかし、その対面パスさえも学年差があると、どうしてもうまくできない。粘りずよく時間をかけてやらしても他の練習メニューの時間が無くなるという悪循環になってしまいます。
そこで、3人でできるパス練習を紹介します。
3人パスキャッチドリル
3人でやることで、2人で向かい合ってやるパス練習よりも、動きながらのパス、キャッチになるので飽きずにしっかりできます。学年、経験レベルに合してグループを分けられます。
この『3人パスキャッチドリル』ですが、ミートしてキャッチをする時に、ボールを怖がる子がいますので以下の事を注意するようにコーチングします。
ドリルのポイント
・軽く腕を伸ばす
・ボールが手の中に入ったら胸にひく(ショックを吸収します)
・イチ!ニ!のリズム
・1でキャッチから胸に引き付ける
・2でパスを出す
この要領で、真ん中のプレーヤーが10回パスをして次の人に交代します。
パスの種類
・バウンドパス
・ワンハンドパス
・オーバーヘッドパス
などで応用してもよいでしょう。
3人のグループが作れない時は
3人のグループが作れないチームや、人数の都合上2人組しか組めない場合は少し工夫が必要です。
そんな時は、2人で対面に立ち、メインでする人が体育館の壁まで全力で走っていき、壁をタッチして戻ってきます。そこに、サブの人からパスを出して、キャッチ、リターンパスをしてターン。また壁タッチをして戻るを繰り返します。全力で! それを10回。壁までの距離を長くすれば、ダッシュの負荷も調整できます。ある意味、3人でするパスキャッチドリルよりも、負荷は大きくなると思います。
これを毎回の練習メニューに入れて下さい。目標は、低学年から高学年まで同じメニューの練習ができるようにするため!
もっと先の最終目標は、人数の少ないチームでも、低学年にボールを回して、バスケットボールの試合ができる状態にすることです。
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