ボールが運べない理由
先日、あきらかに自チームよりもレベルが高いチームと試合をしました。
田舎の弱小チームとはいえ、8年間指導をしてきましたので、試合の展開と結果は予測がつきます。
やはり、フロントコートからディフェンスに当たられるとボールが運べない。
ボール出しでパスカットされる、ボールが出せてもターンオーバー。すぐに相手にポイントを取られる。
の繰り返し。終わってみればミニバスなのに、100点ゲーム(>_<)
同じ小学生なのに、なぜこうも違いがでるのか…
ボール運びが成り立たない理由はいくつかありますが
1番の理由は、やはり個人のスキル不足。
バスケットボールが好きで楽しいと思ってチームに入り練習や試合をしてくれるのは大変喜ばしい事です。
しかし、上手くなろうという意識が低い子や、自チームで満足してしまう子、他チームの選手と自分を比べられない子は、個人スキルが低い!
・パスを受ける技術
・パスを出す技術
・ドリブルの技術
・ダッシュや切り返しといったフットワーク
その他、いろんな技術がありますが、これを練習してスキルを上げていかないと、バスケットボールの試合でボールを運んで、相手ゴールに入れることは出来ない!
これは、本当に弱小チームにありがちな事だと思います。
どこのチームも、指導者がいろいろ考えて悩んで練習しているのに、なぜか上手くいかない現実。
指導者が思う理想のプレーをさせてませんか…
ボール運びをさせてもらえなかった試合後、指導者として凄く悩み、なぜなのかを考えました。
練習では、
エンドラインからボールを入れて、パスランで縦に走ってボールを縦につないで運ぶ
よくあるオールコートの2メンを使ってボール運ぶ練習をしているのですが、試合で全く使えない。
なんせ、練習の時、ディフェンス無しでプレーしても、パスを上手く出せないし、そのパスも上手くキャッチできないのだから、当たり前なかと。
そう!そこなんです!
ボール運びだけに当てはめる事ではないですが、
やはり、個人スキルが低いままで、指導者の理想プレーを教えても形にならないのです。
特に、少人数のチーム構成で、試合にバスケを始めたばかりの子や低学年を出さないといけないチームはそうだと思います。
だからと言って、2メン、3メン、スクリーンプレーの練習を否定しているわけではないです。チームの力を底上げする為にはいろんな練習は必要です。
しかし、現実的に指導者の思う理想のパスでつなぐボール運びをしようとしても、パスを出せない、受けられないでは成り立たないのです。
地道に低学年から、個人スキルを上げる事を目標にして複数年計画でチームを育てていかないと、指導者理想のプレーはできないという答えにたどり着きます。
現時点でのボール運びの対策は
弱小少人数チームがボールを運べるようになる為には、何が良くて、何が悪いとは言い切れませんが、いくつか考えて、一つの考え方として効果がありそうなのは、
ガード育成
『ドリブルスキルの強化』
ではないかと。
チームで動きを合わす練習やパスランの練習をするよりも、
まず、1Qと2Qで使い分けられるガードを2人を育成した方が、チームとしてはいい方向に進むと思います。
チームの選手全体のドリブルスキルを上げる事も目標ですが、低学年と高学年を同じコートでプレーするチームでは、パッシングゲームは無理がありますし、指導者の理想を子供達にやれと押し付けても、子供達のメンタル的な負担になります。
とにかく、ガードにボールを入れて、あとはレッグスルーやバックビハインドなど、カッコいいドリブルなんでいりません。とにかくフロントコートまで泥臭くてもいいのでボールを運べる様になれば、大敗という結果ないと思います。
ドリブルスキルを上げれば、当然、1対1のスキルも上がってくるはずなので、
やはり、ミニバス世代では、ドリブルを徹底的に教え込む事が大切なのかなと思います。
これが、最近の試合でボール運びをさせてもらえなかった事で気がついた、理由と対応策です。
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