先日、中学校のバスケ部顧問の先生に、相談されました。
『試合中や練習中にドリブルをすると、良くボールを取られてしまう生徒がいるのですが、どういった練習とコーチングをしたらいいですか?』
正直、答えは簡単!たくさん練習をすればいいのです。
でも、そういうのは簡単ですがドリブルができる選手を育てる事、練習メニューを考える事が難しいと考える指導者も多いはず。(間違いなく私もそうです)
ドリブルをして、ディフェンスにすぐ取られてしまう原因は何か?
まず、そこを考えて対策を考えるましょう。
ドリブルをする時にボールばかりを見てしまう
ボールに目をやらないとドリブルができないプレーヤーは、ボールを上手につく事に集中しすぎて、周りのディフェンスが見えていません。ディフェンスの存在、手、足が目に入った時には、すでにワンアーム、それよりも近い距離にディフェンスがいます。そして、気になるディフェンスを見ようとすると、焦ってしまってボールが見られないので、ファンブルをしてディフェンスにボールを取られてしまいます。
ボールを見ないでドリブルができる様になるには。
ボールを見ないでドリブルの練習をしで下さい。それだけです。ですが、どうしてボールを見ないでドリブルができる事が良いのか?その何故?というところと、答えを同時にコーチングしてあげてないと、ドリブルという練習への気持ちが入りません。
何故、ボールを見ないでドリブルをする為の練習をするのか。どんな徳があるのか。
まず、自分自信のプレーに余裕が生まれます。結果、ボール以外の所に視線を向けられる様になり、ディフェンスとの位置どり、味方のオフェンスの位置が確認できる様になります。シュートをするのか、パスかドリブルか、プレーの選択肢が増えるという事です。
ボールを見ながらどりをする選手は、ボールをつく事!は上手になってもバスケットボールはうまくなりません。
ディフェンスとの距離関係が分かっていない
ボールをキャッチして、ディフェンスとの距離とポジョニンクを何も考えずに、ディフェンスの前にドリブルを突き出したり、ドリブルキープしてしまうプレーヤーはスティールされてしまいます。そういったプレーヤーは大抵、自分ではできていると思っています。でも、ディフェンスと距離関係とポジョニンクが大切だという知識がないのです。
ボールをスティールされない知識を身につける
ディフェンスの手が届くところでドリブルをするとスティールされる危険がある!という事をまず覚えておかなければなりません。では、知識として何をおぼえておくのか。
ディフェンスの手が届かないところで、ドリブルを突き始める、突く!という事。
ディフェンス▶︎自分▶︎ボール
のポジョニンクがボールをスティールされにくいという知識。
知識を身につけたら
ディフェンス▶︎自分▶︎ボールの関係の知識が理解できたら、どうやれば、そのポジョニンクでドリブルができるか!を考えながら普段の練習をしていくように指導します。
ドリブルの突き出しで、直ぐにスティールされるタイプの選手には、まず突き出す前のピポットを意識させて下さい。ピポットを使う事で、ボールとディフェンスの間に自分の体をセットしてから、ドリブルを力強く始めます。その一手間で突き出しのスティールは激減します。
まとめ
ボールハンドリングを強化する
基本的な事ですが、今まで説明してきた事を実行していくうえで、ボールハンドリングを強化する事は必須条件です。特に強化、意識したいのが、ボールを強く突く!
ということです。強く突く事が出来れば、ボールを手がボールに触れている時間も長くなりますし、強く突く事で素早いボールチェンジが可能になります。
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