この記事は、ミニバスケットボールにおいて、
・失点が多いチーム
・今からマンツーマンディフェンスを練習するチーム
に向けての記事になります。
今回、フォーカスするのは、ディフェンス中の会話(コミュニケーション)です。
なぜなら
【マンツーマンディフェンスはチームメイトとの会話(コミュニケーション)でうまくなる】
という事なのです。
✔︎本記事の内容
・マンツーマンディフェンスは会話をすればうまくなる
・まずは自信を持って声を出す練習を
・マンツーマンディフェンス声出し練習
・アウトナンバーからの5対5
・まとめ
マンツーマンディフェンスがうまくできないチームは?
試合を、思い出してください。
・うまくヘルプディフェンスができない
そんなチームは、かなり失点が多いはずです。
なぜ、そんな弱いディフェンスになるのか。
コートの5人は、プレー中に【会話】をしていますか?
おそらく、
一生懸命、プレーはしていると思います。
でも、荒い息遣いが聞こえてくるばかりで、会話はしていない。
会話をする余裕すらない。
そんな感じではないでしょうか。
それでは、いくらマンツーマンディフェンスの動き方を教えても、指導者側が理想とするディフェンスにはなってないはず。
マンツーマンディフェンスは会話をすればうまくなる
マンツーマンディフェンスが上手いチームは、必ずプレー中に会話をして情報交換をしています。
マンツーマンディフェンスは仲間同士の会話(コミュニケーション)で劇的に変化します。
まずは自信を持って声を出す練習を
試合中に会話のないチームは、声を出す練習を行いましょう。
『試合での選手同士の会話が大切。そんな事は言われなくいてもわかっている。』
当たり前すぎて怒られそうです。
実際に指導しても声の出ない子供たちを前に、どうしたら良いか頭を抱えますよね。
そんな時、どうすれば・・・
子供たちに【声を出してやる練習は楽しい】と思ってもらえる雰囲気を作ることが大切です。
子供たちに、
【大きな声で会話をしながら練習すると、バスケがより楽しくなる】
という事をわかってもらいましょう。
でも、指導者が子供たちに
「何か会話をしなさい」
とお堅い言葉で指示を出しても雰囲気は変わらないし、命令口調なので楽しくないですよね。
指導者側も少し子供たちに対して冗談を言いながら、子供たちと練習しましょう。
そして子供達の口から
『楽しい・面白い』
と返してもらえるような雰囲気作りを心がけましょう。
子供達の緊張がほぐれた方が、マンツーマンディフェンスの練習はうまくいくと思います。
マンツーマンディフェンス声出し練習
【ハーフコートメニュー】
マンツーマンディフェンスを指導する時、マークマンに対してのポジショニングも同時に指導しましょう。
【ボールマンの隣の選手】 2番(2線)ポジション
【ボールから離れた選手】 3番(3線)ポジション
【練習方法】
❷ディフェンスは基本のポジショニングでマッチアップします
❸オフェンスはアウトサイドでボールをパスで回します
❹パスが回り出したら、ディフェンスは変化していくポジショニングを【大きな声】で言いながら動きます
❺オフェンスは5回パスを回したら、フリーオフェンスでゴールを狙います。
ディフェンスは、5回パスが回るまでは、パスカットはせずに、声をかけながらポジションを移動する事を意識します。
「ボールマンOK!」「2番OK!」「3番OK!」「ヘルプは任せて!」など
このメニューは、ディフェンスの声出し、コミニュケーションを取るための練習です。
オフェンスがメインになってしまわない様に注意しましょう。
自分のマークマン(オフェンス)に向けてポジショニングの声を出しているんじゃないか?!という子がいたりします。
ポジショニングの声は誰のために出しているの?
マッチアップをしているオフェンスの選手に伝えているの?!
違いますよね。
誰のためか
同じコートで頑張ってディフェンスをしている仲間の為です。
恥ずかしがらずに、ディフェンスの仲間みんなに聞こえるように声を出しましょう。
アウトナンバーからの5対5
【オールコートメニュー】
アウトナンバーの場面を演出した5対5練習を紹介します。
4対4、3対3にも応用でいますのでチームで調整して下さい。
【練習方法】
❷ディフェンスチームはフリースローラインとその延長する位置でオフェンスと向かい合わせになるようにマッチアップします
❸コーチがオフェンスの誰かにボールを渡します
❹ボールを渡されたと同時にボールマンのドリブルでプレースタート
❺最初のボールマンのディフェンスだけオフェンスがいたベースラインまで行ってから他の選手を追いかけます
❻どちらかのチームがゴールを決めるまで続けます
この練習メニューも、仲間同士のコミニュケーションが取れるようにするのが目的です。
✅プレーが始まった瞬間にマッチアップが崩れることになります。
繰り返し練習する中で、仲間同士でのマッチアップの引き継ぎや声かけができるようにしましょう。
プレー中の会話(コミニュケーション)が必要なのは、ディフェンスだけではありません。
当然、オフェンスでも大切になりますので、声を掛け合ってフリーの選手を見つけられるようにしましょう。
まとめ
今回の記事は、マンツーマンディフェンス中に会話(コミニュケーション)をすることで、ディフェンスがうまく守れるようになるという内容でした。
声を出す練習を繰り返し行う事で、チーム内の雰囲気はもちろん、仲間同士の連携がよくなっていきます。
マンツーマンディフェンスに関しては
単純に声を出してポジショニングを叫ぶ、
という事務的で
【言わされている】掛け声
では意味がありません。
同じコート内のディフェンス(仲間)が聞き取りやすい様に声をかけることが大切です。
掛け声の「セリフ」などは、どのような言い方でも構いません。
自分が仲間に対して、どういった気持ちや目的でポジショニングをしているのか。
コート内の仲間へのしっかりディフェンスの引き継ぎができるように、わかりやすく伝わればいいのです。
1個のボールをみんなで守っているという一体感をコート内で共有する事が大切です。
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