シュートフォームも修正したいと思っています。
シュート確率の上がるシュートフォームを教えて欲しい。
・シュートが入る原則とは
・シュートが入る原理とは
・必ずシュートが入るシュートフォーム(原理)
・距離を合わせる
・最後に
身につけて欲しいシュートの基本技術とは
これから先、日本のバスケットボールを背負って行くミニバス世代の子供たちに身につけてほしい事をあげるとすればシュートの技術です。
今、世界のバスケットボールに目を向けると、日本と他国の違いにはシュート力の差があります。正直、日本の選手は他国のトップ選手と比べると
シュートの決定力
が低いと感じます。
そのシュート力の差を埋める為には、やはりミニバス世代からシュートの基本技術を身につける事が大切だと思います。
今回の記事は、世界のトップ選手と肩をならべるために必ず必要な事を書きます。
身につけてほしいシュートの基本技術とは、何なのか・・・
それは・・・必ず入る原理と原則を守ったシュートフォームです。
シュートが入る原則とは
バスケットボールをシュートして、バスケットゴールに入れるのには
・ゴールまでの距離が合うこと
これが原則です。
ボールの飛ぶ方向が左右にぶれたり、ボールを飛ばす距離が合わないとリングにバスケットボールは入りません。
しかし言い換えれば、
原則その2つの条件さえ合致させれば
必ずシュートは入ります。
シュートが入る原理とは
シュートが入る原理というよりも「シュートを入れる為の原理」の方がいいかもしれません。
原理とは、2つの原則を実行するための方法、すなわち正しいシュートフォームです。
・ゴールまでの距離を合わす技術
この原理原則を実行できるシュートフォームがシュートの基本技術と言えると思います。
必ずシュートが入るシュートフォーム(原理)
では、その実行して欲しいシュートフォーム(原理)とは
構え
手のひらを上に向け、大きくひろげます。その上にボールを乗せて、手を左右前後に動かしてもぐらつかないようにボールを乗せます。
(小学生の間はボールと手のひらが引っ付いていてもいいです。その方がボールを手の上で転がしやすく、回転がかかりやすくなります。)
手の上のボールが落ちないように、利き肩の上にセットします。(親指の先が内側、他の指先は後ろを指すように)
✔︎ポイント
セットしたときに、肩と肘を結んだラインがゴールに向いている事。肘から手首のラインが垂直である事。
シュート動作
セットした姿勢から、肘を上に上げるようにボールをリフトして、「ファイブフィンガーダウン」のフォロースルーをしてボールに回転をかける。
✔︎ポイント
フォーロースルーをするときに、ボールから最後に離れる指がボールの真ん中である事
これがまっすぐ飛ばす原理です。
少しでも横にずれた所を押すと斜めに転がってしまいます。
これはまっすぐボールを飛ばしたいシュートも同じ事が言えます。
サポートハンド
ボールをセットしない方の手、サポートハンドといわれる手はどう使うか。
ボールが不安定にならないようにシュート動作に入る前までは、ボールを落とさないように使います。シュートの動作に入ったら、小指を狙ったゴールの端に向けます。(右利きならリングの左端、左利きならリングの右端)
以上が、シュートを入れる為の原理原則を守ったシュートフォームです。
少しぎこちない構えになるかもしれませんが、人間は意識して同じ運動をやり続けると違和感なく出来る様になります。
距離を合わせる
まっすぐボールを飛ばすシュートフォームを理解して実行出来る様になったら、あとはボールを飛ばす距離が正確に調整出来れば必ずシュートは入ります。
シュートの距離を合わせるには、もちろん何回もシューティングをすることが大切ですが、ただ、何も考えずにシューティングをしても成果はでないし、シュート確率は上がりません。
ボールが飛ぶ距離というのは
ボールが空中にある時間と、ボールを飛ばすスピードで変わります。
ゴールから離れた遠い所からシュートをする場合は、ある程度ボールの軌道の高さと、ボールを飛ばすスピードが必要になってきます。
ゴールまでの距離の把握さえ出来れば、どれくらいの高さで、どのくらいのスピードでボールをシュートすれば良いかがわかってきますので、その原理を考えながらシューティングをして、体に覚えさせます。
目標は、ノーマークのシュートで成功率70%を目指す
以上、シュートを入れる為の原理原則を理解し、シュートの基本技術を覚えたうえで、シューティングをして、シュートの成功率70%を目指しましょう。
左右にぶれないシュートフォームを身につけた選手は、ゴールまでの距離が近くても遠くてもシュートの成功率は70%をキープ出来ます。
ゴールに近いから良く入るとか、ゴールから離れたから確率が悪くなったなどはあり得ません。
なぜなら、まっすぐ飛ばす事が出来る選手なら、自分が正確に飛ばせる距離の範囲ならどこからでも左右にぶれないシュートが打てるわけですから確率は変わらないということです。
最後に
今回、紹介したシュートの基本技術を理解して実践するのは、指導者ではなく、もちろん選手になります。
しかし、ミニバス世代となると、小学1年生~6年生までと体の大きさやパワーも違います。
特に低学年の子供たちは指導者が教えたことが必ずしも、すぐに出来る様になるとは限りません。
むしろできません。
個人差もありますが、まっすぐボールがコントロールできるシュートフォームができるようになっても、ボールがゴールに届くようになるまでに時間を要する子はたくさんいると思います。
しかし、そこでシュートを届かしたい、入れたい事を優先して、この基本の原理原則から外れたシュートフォームで練習をしてしまうと、悪い癖がついてしまいます。
悪いシュートフォームでいくらシューティングをしても、将来的に成功率の低いシュートしか打てなくなります。原理原則を守った正しいシュートフォームでシュートが届くようになるまで練習すれば、将来的に成功率の高いシュートが打てる選手になれるのです。
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