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2人のパスランプレーに3人目という選択肢を

バスケットボールのオフェンスで基本となるのが1対1です。

しかし、1対1が必ず出来るとは限りません。むしろ、ディフェンスの上手い相手にマークされると自分のプレーはさせてもらえません。

そこで、バスケットボールはチームスポーツなので、自分以外のチームメイトと協力してオフェンスをします。

一番シンプルで、使いやすいプレーに、パス&ランのプレーがあります。

サイドのプレーヤーにパスを出して、パスをしたプレーヤーがボールサイドカット、リターンパスをもらってシュート。

というプレーです。

パス&ランは2人で完結しますので、ミニバスでも、よく使われる非常に使いやすいオフェンスパターンです。

しかし、よく見るのが、1パターンになってしまい、パスランをしたプレーヤーにパスが通らなくなるパターンです。悪いパターンでは、ディフェンスにディナイされているのにパスを出してしまってターンオーバーになるケース。しかも、それを何回も繰り返してしまう。

しかし、プレーしている子供たちにパス&ランの1パターンしか指導していなかったら、当然の結果だと思います。

✅パス&ラン+3人目の選択

パス&ランプレーが出来る様になったら、パス&ランが不成立(パスが入らない)の場合の選択肢を指導しましょう。

パス&ランプレーは2人で出来ますが、そこに3人目のプレーヤーを絡めます。

パスをさばいてランをしたプレーヤーが、リターンパスをもらえなければ、1スペース向こうにいるプレーヤーがランをしたプレーヤーがいたスペースを埋める動きをするようにします。そこに、もう一度パスを戻せば、再度パス&ランプレーのチャンスが出来ます。

その指導をする場合、口では簡単に説明はできますが、大切なのは、空いたスペースを埋めるための3人目がスペースを埋めるというプレーに気がつけるかということ。

パターンを作って練習をしても、ただの動きの練習になってしまうと効果はありません。

オフボールのプレーヤーは、パス&ランのプレーに見入ってしまわないように、次につなげる準備を常に出来る気持ちと意識を持つ練習をしましょう。

その3人目の意識を考えながら、スペーシングの練習をするのもバスケットボールの基本スキルを身につける良い練習になるでしょう。

関連記事 3人スペーシングドリル

パス&ランをする2人以外の、3人がスペースを埋める意識と動きが出来る様になれば、5人が良いスペースを保ってオフェンスが出来る様になります。

>「アンダーカテゴリー(15歳以下)でのマンツーマン推進(=ゾーンディフェンス禁止)」について

「アンダーカテゴリー(15歳以下)でのマンツーマン推進(=ゾーンディフェンス禁止)」について

「プレイヤーズファースト」を尊重した、目先の勝利に捉われない長期的視点に立った指導の推進をし、バスケットを楽しみ、打ち込める環境作りと、日本全体の競技力の向上を目指します

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