・練習中、リバウンドの練習はしている。
・スクリーンアウトも教えている。
でも、なぜか試合ではリバウンドが取れない。
そんな悩みの参考記事です。
バスケットボールにおいて、リバウンドが取れるか取れないかでは、試合の流れがかなり変わってきます。
当然、リバウンドがたくさん取れれば、有利なことは間違い無いです。
身長の高い選手やジャンプ力のある選手、フィジカルが強い選手がチームにいる。
リバウンド面では有利です。
でも、身長が高いからリバウンドが取れると勘違いしている選手や保護者、コーチは意外に多いかも。
リバウンドを取るためには、
身体的なスキルはもちろんですが、ボールを取れるようにする過程や気持ち、知識が大切です。
この記事では、
「試合に勝つためのリバウンドとは何か」と「リバウンドを取るためには何が必要なのか」を解説していきます。
✔︎本記事の内容
・スクリーンアウトばかり指導しても取れない
・リバウンドを取るためには何が必要なのか
・まとめ
試合に勝つためのリバウンドとは
試合に勝つためのリバウンドとは
ズバリ!
「相手よりも多く取る」
という事です。
リバウンドを相手よりも多く取れば、
試合中のボール支配率が上がります。
わかりやすく言えば、オフェンスの時間が相手チームよりも多くなるというわけですね。
自チームのオフェンスタイムが多いほど、シュートチャンスは多くなり、それを決めきれれば相手より多く得点ができるという事です。
相手よりも多く得点することは
「試合に勝てる」
ということです。
(これはあくまでも、バスケットボールの基本的な考え方であり、チームの力で変わることもあります)
スクリーンアウトばかり指導しても取れない
リバウンドを取るためには、スクリーンアウトが常にできるの大切です。
試合中にスクリーンアウトができていな選手を見つけると
「スクリーンアウト!」
と何回も叫んでいるコーチや保護者はよく見かけます。
おそらく、リバウンドのメニューやスクリーンアウトのやり方を教える練習はしているはずです。
・動き方や相手の押さえ方を何回も指導してた。
でも、試合で成果が出ない。
なぜでしょう。
形ばかりの練習になっていませんか?
それでは、指導された選手はスクリーンアウトをするようにはなりません。
大切なのは
選手がそこを理解すれば、自然にスクリーンアウトはできるようになります。
バスケットボールの試合でリバウンドが取れると取れないのでは勝敗に大きく影響してきます。 今、世界に挑戦している全日本チームでも重要な課題の一つ。 全日本男子は世界に通用する高さや、フィジカルの[…]
リバウンドを取るためには何が必要なのか
リバウンドを取るために必要なもの
まずは、身長!
と思っていませんか。
背の高い選手は確かに有利です。
でも、身長に頼りすぎて
リバウンドを取るための過程や気持ち、知識がないと、
先々、チームに必要とされる選手にはなれません。
では、リバウンドを取るために必要なものは何か?
それは、
❷技術
❸知識を意識した気持ちと練習
です。
❶正しいリバウンドの知識
【リバウンドの知識とメリット】
を理解すれことで、なぜリバウンドを取るのかが明確になてきます。
<リバウンドを取るということは>
!バスケットボールは、相手より長い間ボールを持てば持つほど得点のチャンスが増えるスポーツです。
!オフェンスタイムが相手より多ければ【試合に勝つ確率】が上がります。
だから!
リバウンドが取りたいのです。
<オフェンスリバウンドを取れば>
新たに14秒間オフェンスをすることができます。
1回目のオフェンスでシュートが外れても、オフェンスリバウンドを取ることができれば、もう一度オフェンスができます。セカンドチャンスです。
オフェンスリバウンドを繰り返せば、
3回目、4回目と得点のチャンスになる。
オフェンスのプレータイムを稼ぐことができ、得点のチャンスも増えます。
<ディフェンスリバウンドを取れば>
相手チームの得点チャンスを奪うことになり、自チームのオフェンスタイムを稼ぐことができます。
得点をとるチャンスが増えます。
なので
リバウンドを取るということは
「試合に勝てる確率が上がる」
ということなんです。
リバウンドの指導をする時は、
この知識をすり込むことが重要です。
❷技術
リバウンドの知識を頭に入れてからリバウンドの技術を指導しましょう。
スクリーンアウト、ボックスアウトの必要性に気が付くことで
体の使い方やタイミングが理解しやすくなります。
オフェンスリバウンドの練習で意識することは、
「がむしゃらに」
「絶対とる」
という積極的な気持ちで取りに行くように指導するのがいいです。
オフェンスリバウンドをモノにして、セカンドチャンスを作ることを目的にやります。
これが、チーム練習としてディフェンスリバウンドの強化にもつながります。
ディフェンスリバウンドの技術指導は、
オフェンスが必死でリバウンドを取りにくるのを前提でやらないと、スキルは上がりにくいです。
指導として一番重要なのは
【相手チームにボールを取らせない】
ということです。
【ディフェンスリバウンドを絶対に取る】
というのは、ある意味、間違えた指導かなと思います。
ディフェンスリバウンドが重要なのは誰でもわかる事。
ボールを取ることも重要。
ディフェンスリバウンドが取れない一番の原因は
意識して、
ボールを見てしまうこと
ボールを意識して、シュート後のボールばかり見てしまうと
棒立ち状態になり、その隙をついて、オフェンスプレーヤーにリバウンドを取られてしまいます。
ディフェンスリバウンドで<最優先すべき事>は、
ということなのです。
そうする事で、自チームのボールを支配する時間が増やせます。
そこで、
「技術的に何をするればいいのか」
という気づきがあり、
何を指導するのか?
になります。
結果、その答えは、
【スクリーンアウト】
ということになります。
5人が全員で、相手選手を押さえる事ができれば、あとはボールを追いかけるだけ。
そうすれば、自チームがディフェンスリバウンドを取る事ができるという事です。
❸知識を意識した気持ちと練習
リバウンドの知識と技術指導を練習や試合で形にしていきましょう。
常に、
・リバウンドを取ることで勝ちにつながる事
を説明して選手に、知識を意識した動きができるように声かけをします。
オフェンスリバウンドは、
とにかくセカンドチャンスをモノにするために取りにいく事。
ディフェンスリバウンドは、
オフェンスリバウンドを取らせないことを最優先に考える体の使い方。
知識と技術がぶつかり合ったリバウンド合戦になった時、リバウンドで勝つチームというのは「知識」「技術」プラス「気持ち」が上回ったチームではないかと思います。
それは、どれだけ試合を意識した練習ができるのかで決まってくると思います。
まとめ
本記事は、バスケットボールのリバウンドについて書いてみました。
・オフェンスリバウンドは、意地でも取りにいく
・ディフェンスリバウンドの最優先事項は相手に取らせない
・知識を知って、技術を学び、気持ちで取る
リバウンドが取れない事で悩んでいるチームがあれば参考にしてもらえればと思います。
<ひとり言>
でも、バスケットボールはやっぱり身長が高い選手、体がしっかりしている選手は得ですよね。
そんな体に恵まれた選手が知識と技術を身につけることができれば将来有望です。
でも、もっと将来有望な選手は、
身体の不利を、スキルでカバーする練習とプレーをする選手ではないかと思いますね。
ミニバス世代、中学生世代なんかは、高校生になってからグッと背が伸びて体はできてくる選手がたくさんいます。
小学生、中学生で正しい知識と技術を身につけてから、身長が伸びる選手は、必ずチームに必要な選手になれますね。
ひとり言でした。
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