・登録規定の変更
・競技規則の一部改訂
・まとめ
登録規定の変更
スポーツの世界では、規約やルールの変更が行われる事は良くあります。
その時々にあったルールに変更して、少しでも良くしていこうという事であろうと思います。
日本のミニバスケットボールでも、2019年度4月1日より変更になるところがありますので整理してみます。
登録に関する変更点
(登録とは、現在所属チームのない児童がどこかのチームに入部することです。簡単に説明すると、4月1日以降にミニバスケットボールを始める児童は登録になります。)
登録に関する変更点は、これまでは4校枠や地域単位の中でしか、基本的に登録出来なかった制度を廃止して、4月1日以降の登録から、一定の条件の下で自由になります。
(登録の条件)
第4条 U12カテゴリーのチームに登録する場合は、次の1.2.の条件をともに満たすこと。1.競技者の主たる居住地から当該チームの主たる活動場所まで安全に無理なく集合して活動し、活動後は安全に無理なく帰宅できる範囲のチームであること。
2.競技者の移動中の安全の確保について、当該競技者の保護者が責任をもって行える環境であること。
JBAU12カテゴリー登録運用細則
とあります。
ポイント
一定の条件とは、上の内容になるかと思います。
ミニバスケットボールを始めたい児童が、自ら入りたいチームを選択する場合もあるとは思いますが、やはり保護者の意志決定になる場合が多いと思いますので、児童の保護者が責任を持って送迎が出来る範囲なら、所属チームを選択できるということになろうかと思います。
ミニバスのチーム、指導者も選ばれる時代になってきます。
移籍に関する変更点
(移籍とは、すでに所属して登録されているチームから、異なる別のチームに登録を変更する事をいいます。)
移籍に関する変更点は、特別な事情があれば、チーム間の移籍を認めるというものです。
(登録の条件)
第4条 この細則の対象となる競技者の移籍は、次の1.2.にあげる「特別な事情」があれば認める。1.転居
2.人間関係等のトラブル
JBAU12カテゴリー移籍運用細則
ポイント
引っ越しに伴い、チームが変わる事は認められます。また、居住地が変わってもそのまま所属チームに残ってもかまいません。保護者の責任の範囲になると思います。
人間関係等のトラブルについては、移籍することでトラブルを未然に防止出来る事や、勝つことよりも育てていくことを優先させることが目的だと思います。
移籍に関しては、各都道府県協会への届け出が必要になります。
競技規則の一部改訂
試合成立のプレーヤー数の変更
(4月1日から適用)
登録されている児童が10名未満のチームに対して、8名いれば試合成立を認められます。ただし、10名以上の登録人数があるチームは、これまで通りの規定が適用されます。
ポイント
10名未満のチームに配慮しての変更なので、少子化の影響を受けている地域のチームとしては嬉しいです。しかし、登録人数が10名未満ということで、能力の高い選手を選抜して8名登録としで試合をするなどの行為も考えられますが、そこは子供達にフェアプレーを指導するうえで常識的に考えましょう。
タイムアウトの回数の変更
(4月1日から適用)
前後半それぞれ2回ずつの所得が認められます。
各Qに一回、タイムアウトを取ることができます。
ただし、試合時間が延びることを防ぐために、1回のタイムアウトは45秒間となります。
ポイント
これからは、使い方次第で、各Qに1回は取れることになります。
今までのルールでは、流れが悪いQであっても、タイムアウトを取れるメンバーと、取ってあげられないメンバーがあったので、チームとしての指示が出しやすくなります。
しかし、タイムが45秒間と短くなったので、指示や、注意をわかりやすく伝える事が大切になりますね。
ショットクロックの変更
(2019年度は移行期間、2020年度より完全実施)
ショットクロックが一般と同じ、24秒/14秒リセットになります。
ポイント
これまでの30秒ルールよりも、24秒/14秒リセットを採用することにより、試合のスピード感が上がるので、面白くなります。
競っている試合で時間が使いにくくなるのも、バスケットボールとしての魅力を引き出せると変更かと思います。
ただし、移行期間があるとはいえ、子供達にルールを教えて、実際に上手く運用出来るかが問題だと思います。高学年や意識の高い選手は対応可能だとは思いますが、中にはうまく対応出来ない選手や、オフィシャルで対応出来ない子が出てくるのではと懸念します。
チームとしても、14秒リセットの対応が出来るタイマーに買い換える事になります。
以上、ミニバスケットボールにおける、2019年4月からの変更点でした。
まとめ
今回の変更点も、ミニバスケットボールを良くしていこうと考えられた事であり、チームを運営する立場にある方は、勝利至上主義的に利用することのないように、ミニバスケットボールを楽しむ子供達みんなのことを考えて運用しましょう。
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